マナ加速を何枚積むか

デッキを組み立てるに当たって悩ましいのが、マナ加速のカードの枚数をどうするか、という問題です。過剰に積み過ぎても弱いし、足りなければ間に合わない。これについてあちこちで情報収集をしたことがありましたが、あまり有用な情報は得られませんでした。

そこで、最近の大会で結果をのこしたデッキを分析して、最適な枚数がどの程度になるのか検討してみることにしました。その結果、「目的のマナ数の2倍強のブーストが期待できるカードを積む」とよいらしいことがわかってきました。以下、その分析の経過を説明したいと思います。

勝-1グランプリ

ナヲさんのデッキ(水闇自然・シューゲイザー)

《神聖麒 シューゲイザー》がフィニッシャーとなっているデッキで、目標のマナは 7 マナと解釈してよいと思います。もちろん、実際の対戦では状況によって 7 マナ未満で戦い続けたり、14~5 マナまでためたりすることもあるはずですが、7 マナまでは加速が優先されるはずです。

そうなると、14 マナ加速する分だけのブースター・カードが入っているはずです。検討してみると、以下のような構成になっています:

1 マナ:1 x 腐敗無頼トリプルマウス
4 マナ:4 x フェアリー・ライフ
4 マナ:4 x ピクシー・ライフ
2 マナ:2 x 天真妖精オチャッピィ
4 マナ:4 x 飛散する斧 プロメテウス

以上、合計 15 マナ加速分のブースターが入っていることがわかります。必要マナ(7)の2倍強となっています。場合によっては《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》も補助的なマナ加速となるはずです。

ザクピさんのデッキ(光闇火自然・キューブ)

《勝利宣言 鬼丸「覇」》で殴りはじめれば、デッキのカードの平均コストの高さでエクストラ・ターンを得続けるというデッキです。運がよければキューブで出てくることもありますが、《勝利宣言 鬼丸「覇」》を召喚できる 10 マナまではマナをのばすことが基本となるはずです。

さっそく構築を検討してみたいと思います。ここで、《偽りの王 ヴィルヘルム》は2マナ加速が期待できるカードとして、《龍仙ロマネスク》は3マナ、《ミステリー・キューブ》は 0.5、《ガチンコ・ルーレット》は2、《フェアリーの火の子祭》は 1.5 で計算しました。

6 マナ:3 x 偽りの王 ヴィルヘルム
3 マナ:1 x 龍仙ロマネスク
2 マナ:2 x 無双竜鬼ミツルギブースト
2 マナ:4 x ミステリー・キューブ
8 マナ:4 x ガチンコ・ルーレット
1.5 マナ:1 x フェアリーの火の子祭
1 マナ:1 x ブラッサム・シャワー

以上、合計 23.5 マナ分のカードが入っています。必要マナ(10)の2倍強より若干多いですが、《偽りの王 ヴィルヘルム》は実際には多くの場合マナ加速というよりもランデス&マナのダメ押しとして使われる事を考えれば、実際の加速力はもうすこし少なめに見積もってちょうどよいと思います。

ワーカドンさんのデッキ(iFormulaX)

7 マナで《パーロックのミラクルフィーバー》を打って手札を大量にあつめ、翌ターンに《偽りの名 iFormulaX》を召喚後《ドンドン打つべしナウ》で《偽りの名 iFormulaX》をタップして勝つデッキです。速やかに 7 マナまでブーストする必要があります。

さっそく検討してみます。《逆転のオーロラ》は、ブーストとして使うということよりも、盾落ちのリカバーとして使われる事のほうが多いカードだと思いますので、他のブースターとは別枠で検討したいと思います。

1 マナ:1 x 鼓動する石版
1 マナ:1 x ピクシー・ライフ
1 マナ:1 x ピクシー・コクーン
4 マナ:4 x フェアリー・ライフ
4 マナ:4 x ライフプラン・チャージャー
2 マナ:2 x 天真妖精オチャッピィ
2 マナ:2 x 霞み妖精ジャスミン

合計 15 マナ分のブースターが入っていることがわかります。やはり必要マナ数(7)の2倍強となっています。オーロラを加速に使うとなれば、さらにあと 3~5 枚分のブースト能力があることになります。

最近の CS での上位デッキ

あめらぶさん(光水火自然・テラフォーム入り刃鬼)-第4回 デュエルマスターズ ゆけむりチャンピオンシップ 優勝

《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》を出せる 11 マナまではブーストが優先されるデッキです。最近、《強奪者 テラフォーム》が入っている構築と、入っていない構築の2種類がみられるようになっており、これは前者のほうです。さっそく構築をみてみると、以下の通りになっています。

《強奪者 テラフォーム》は除去されやすいですが、とりあえず 2 マナ分で、刃鬼はガチンコ・ジャッジにあまり強くないため 1.5 マナ、セブンス・タワーは必ずしも 3 マナ加速のタイミングで撃てるわけではないので、2 マナでカウントしています:

4 マナ:4 x ピクシー・ライフ
4 マナ:4 x フェアリー・ライフ
1.5 マナ:1 x ガチンコ・ルーレット
2 マナ:1 x セブンス・タワー
2 マナ:2 x フェアリー・シャワー
2 マナ:2 x 無双竜鬼ミツルギブースト
6 マナ:3 x 強奪者 テラフォーム

以上で合計 21.5 マナです。これに《超次元ホワイトグリーン・ホール》3枚も考慮に入れれば、やはり 22 マナ強分のブースターが入っていると解釈してよいのではないかと思います。《強奪者 テラフォーム》などは、プレイング次第ではずっとブースト数を増やすこともできます。

Dragneel さん(光水火自然・テラフォーム抜き刃鬼)-第2回 デュエルマスターズ 富山チャンピオンシップ

こちらは《強奪者 テラフォーム》の無いタイプのデッキです。《強奪者 テラフォーム》が各地で結果を出したために警戒され、再び浮上してきたタイプと言えると思います。刃鬼のデッキタイプの性質上、《龍仙ロマネスク》は 3 マナでカウントしています。

6 マナ:2 x 爆進イントゥ・ザ・ワイルド
2 マナ:1 x セブンス・タワー
4 マナ:4 x ピクシー・ライフ
4 マナ:4 x フェアリー・ライフ
3 マナ:1 x 龍仙ロマネスク
3 マナ:3 x フェアリー・シャワー

以上で合計 22 マナ分、さらに例によって《超次元ホワイトグリーン・ホール》3枚を考慮に入れればもう少しブーストする余地があります。やはり必要マナ(11)の2倍強を確保していると言ってよいと思います。

以上、「カードごとの期待値が妥当か」ということについてはもっと詳細な検討が必要かもしれませんが、「必要なマナ数の2倍強のブーストが期待できるマナ加速をデッキに入れる」ということは、かなり妥当な目安だといえると思います。

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